特殊技能工芸職人の連携による循環型発想支援システムの調査研究
Project/Area Number |
15650168
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Science education
|
Research Institution | University of Toyama (2005) Takaoka National College (2003-2004) |
Principal Investigator |
小松 研治 富山大学, 芸術文化学部, 教授 (10186794)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小松 裕子 富山大学, 芸術文化学部, 助教授 (30212468)
内藤 裕孝 富山大学, 芸術文化学部, 助手 (00279861)
|
Project Period (FY) |
2003 – 2005
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
|
Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 2005: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2004: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
|
Keywords | 特殊技能工芸職人 / 発想支援 / 地域産業 / 美術工芸教育 / 技能の継承 / 特殊技能 / 工芸職人 / 発想支援システム / 美術教育 / データベース |
Research Abstract |
本研究の全体目的は、職人の技能・技術をわかりやすく評価し、明文化して蓄積すること、さらに、この知識を産業のみならず工芸美術教育に生かすことである。 本年度は、昨年度構築した職人データベースの情報収集を中心に活動した。また、データベースに蓄積された個人情報の扱いについて、個人情報保護に関する視点に留意し、Web上のセキュリティを強める仕組みを追加した。この点については、データベースの使い勝手や情報交換の利便面と個人情報管理面の両面からどのように配慮するのか、引き続き検討すべき方向が明らかになった。 また、これまでに地域工芸産業界と共同でデザインや制作協力したものを出展し、その評価とニーズ調査を行ってきたが、本年度においても引き続き、企業とのコラボレーションを通じた作品の制作を実施し(17年度成果参照)、大学や異業種の職人や企業の連携を推進し循環型社会に対応したものづくりについて考察することができた。 一方、大学の工芸美術教育に職人データベースを適用することや継続的な利用のためには、情報の更新方法や教育カリキュラムとの連携の工夫、職人の技能・技術の視覚化について研究を進める必要性がある。また、職人の技能や技術の継承には、その完成された作品以外に、道具や作業環境の調査も重要である。今後本研究で得られた成果を基に、熟練した技能のあらたな継承方法を提案する研究に発展させていきたいと考えている。
|
Report
(3 results)
Research Products
(13 results)