教授学習過程の再現による追体験を通じた教師教育方法に関する実証的研究
Project/Area Number |
15650174
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Educational technology
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
赤堀 侃司 東京工業大学, 教育工学開発センター, 教授 (80143626)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中山 実 東京工業大学, 教育工学開発センター, 助教授 (40221460)
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Project Period (FY) |
2003 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
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Keywords | マルチメディア / アノテーション / CSCL / 視聴覚教育 / 教師教育 |
Research Abstract |
本研究は遠隔による教師教育システムの基礎的研究である。実際の教室におけるあらゆる教育活動を擬似空間にて再現し、教師だけではなく教室内のあらゆる事物とのインタラクションを可能にする。そのインタラクションを学習者間で共有し、協同学習を促進することをシステムの意図としている。今年度では昨年度に開発した、映像と文字情報を結びつけるアノテーションシステムに授業内で理解すべきキーワードと映像が持つ時間軸とをリンクさせる機能を追加し、実際の授業で利用した。実際にはビデオで授業の映像を録画し、それをサーバー上へ置き、授業の復習という位置づけで実践を行った。授業の内容の理解に関係するキーワードと時間軸をリンクさせ、そのキーワードの理解に関係する映像が流れることとなっている。またその映像を題に学習者間でディスカッションを行うことが可能となっている。これらを行うことで、授業中の映像で表現されるあらゆる事物に対して学習者はコメントや質問、議論をするなどのインタラクションが可能となることや、授業の理解や今後の学習に必要とされるキーワードに関して学習を行い、またそれらを利用してディスカッションに参加することで、より良い授業の理解を促進させることが考えられる。有効性ではそれぞれのキーワードの関連性、ディスカッション中の発言とキーワードの関連性を視覚化し学習者へ提示することでより授業の理解が進む可能性が考えられる。また議論に注目するとアノテーションにより議論の内容に影響する可能性が示されたが、より良い環境を提供するために対面環境との違いを確認し、アノテーションを利用した議論の円滑化を図る工夫が必要であることが考えられる。
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Report
(2 results)
Research Products
(12 results)