Project/Area Number |
15651038
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Environmental technology/Environmental materials
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Research Institution | Tokyo University of Agriculture |
Principal Investigator |
高橋 悟 東京農業大学, 地域環境科学部, 教授 (40120133)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡邉 文雄 (渡邊 文雄) 東京農業大学, 地域環境科学部, 助教授 (20256647)
関山 哲雄 東京農業大学, 地域環境科学部, 客員教授 (90307679)
高橋 新平 東京農業大学, 地域環境科学部, 助教授 (50147485)
蓑茂 寿太郎 (蓑茂 壽太郎) 東京農業大学, 地域環境科学部, 教授 (30078208)
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Project Period (FY) |
2003 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2005: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2004: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2003: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | 太陽エネルギー / 蒸留効率 / 土壌水分 / 乾燥ストレス / 植物生体情報 / pF / 相対茎径 / 潅漑 / PF / RSD / 灌漑 / 乾燥地 / 緑化 / 茎径変化 / 水分ストレス / 潅漑計画 / 凝結 / 熱交換器 / 水資源 |
Research Abstract |
本年度の研究実績は、以下のとおりである。 (1)太陽エネルギーを利用した蒸留化装置の改善 乾燥地の日中の地温上昇条件を効率的に利用した蒸留部装置の改善を行うため、10mホースを用いて、ホース周辺部を被覆した条件での蒸留効率の向上を検討した。その結果、蒸留部のホースを被覆した場合では、結露水の発生による影響で蒸留効率は向上しなかった。しかし、蒸留量と地温との関係では、地温が上昇すれば、蒸留量が増加することが明らかとなった。 一方、平板型蒸留装置では、適正循環風量の検討を行い、適正風量の存在が確認された。しかし、蒸留部の水温変化の影響が無視できず、その影響を考慮した検討は今後の課題である。 (2)乾燥ストレス条件下における植物生体情報の収集と植物利用による根圏の有効土壌水分の評価の両面からの検討 これまでの成果で得られた乾燥ストレスを評価する方法である相対茎径変化(RSD)をナスの潅漑時期の評価に適用した。その結果、アカシア樹木の場合より相対茎径変化率の値が大きい場合で乾燥ストレスによる茎径変化が現れることがわかった。なお、この実験はナスのポット苗で行ったが、夏季のポット内の地温上昇の影響を防ぐため、十分な水分制御が出来なかった。地温上昇を抑えた乾燥ストレス条件下での検討が必要であると思われる。 (3)2年間の成果発表 栃木県那須で開催された第8回国際沙漠工学会議でこれまでの研究成果を口頭発表し、乾燥地を抱える国々からの参加者と議論を行った。特に、太陽エネルギーを利用した蒸留装置は安価で製作が簡単であるため、途上国の参加者から口頭発表後に質問が多く寄せられた。
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Report
(3 results)
Research Products
(7 results)