廃棄物の資源化適正処分プロセスの解析・定式化によるリサイクルシステム工学の展開
Project/Area Number |
15656228
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Recycling engineering
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
田中 信壽 北海道大学, 大学院・工学研究科, 教授 (90133701)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松藤 敏彦 北海道大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (00165838)
東條 安匡 北海道大学, 大学院・工学研究科, 助手 (70250470)
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Project Period (FY) |
2003 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | 一般廃棄物処理システム / 物質収支 / エネルギー消費量 / 二酸化炭素排出量 / コスト評価 / 処理シナリオ評価 / 都市ごみ処理 / リサイクル / LCA / コスト / 計算プログラム |
Research Abstract |
循環型社会を目指してさまざまな取り組みがなされているが、リサイクルの促進が大量消費・廃棄を大量リサイクルに変えるだけではないかとの懸念がある。廃棄物処理・資源化は製品ライフサイクルの最終段階であり、循環型社会の本来の目的である(1)環境負荷の低減、(2)天然資源の削減を、(3)適正なコストで実行できるシステムでなければならない。また部分的な適正化ではなく、(4)廃棄物の発生から資源化・処分に至るまでを安定的に運用できなければならない。本研究はこのような要求にこたえる「リサイクルシステム工学」のために実施した。 廃棄物処理・資源化システムは、多様な廃棄物の発生、その分別、ごみ種ごとの処理選択肢の多さのため、非常に複雑である。本研究では、発生から最終処分までの各処理プロセスをモデル化し、(1)物質収支を定量的に記述し、(2)エネルギー収支、(3)電力、燃料等の用役投入、(4)コスト評価、(5)二酸化炭素排出量推定を行うプログラムを作成した。本プログラムは、分別方法、収集方法、分別されたごみの処理方法を任意に選択できるもので、さまざまな処理シナリオを環境影響、コストの点から評価できるものである。 このプログラムを用い、資源化処理、堆肥化処理、メタン発酵、RDF製造、破砕選別処理、焼却、ガス化溶融、埋立、収集輸送の詳細な検討を行った。さらに、さまざまな処理シナリオを想定し、循環型社会にふさわしいシステムのあり方を検討した。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)