Project/Area Number |
15657025
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Structural biochemistry
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Research Institution | National Institutes of Natural Sciences Okazaki Research Facilities (2004) Okazaki National Research Institutes (2003) |
Principal Investigator |
永山 國昭 大学共同利用機関法人自然科学研究機構(岡崎共通施設), 岡崎統合バイオサイエンスセンター, 教授 (70011731)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田坂 基行 東京大学, 大学院・理学研究科, 日本学術振興会特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2003 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
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Keywords | 電子顕微鏡 / 蛋白質標識 / 沃素 / 重元素標識 / 沃素多核体 / 位相差電子顕微鏡 / 蛋白質構造解析 |
Research Abstract |
従来の生物電顕用標識試薬は2種類に大別される。1つはいわゆる染色剤で、主に重金属が用いられており、これらは標識が非特異的で、かつ蛋白質変性剤でもあるという弱点があった。もう1つはイムノゴールドのように大きさの定まった重金属化合物の標識で、これらは直径が小さく特異的であるが、蛋白質標識として使うには分解能ぶ不充分であった。本研究で狙う沃素多核体試薬は、これらの弱点をカバーすることを目的としており、新しいカテゴリーの電顕用高分解能標識である。 これまでに、マレイミド基が蛋白質表面上の側鎖官能基のうちチオール基(-SH)と選択的に反応することが知られており、本研究ではマレイミド基と沃素多核体を、リンカーを介して結合した分子を設計し、作成した。沃素多核体の直径を電顕で調べて目的の物質の作成を確認した。
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