塩生植物を用いた家畜生産システムの確立に関する研究
Project/Area Number |
15658075
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Zootechnical science/Grassland science
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
石川 尚人 筑波大学, 大学院・生命環境科学研究科, 助教授 (20202963)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
志水 勝好 筑波大学, 大学院・生命環境科学研究科, 講師 (40261771)
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Project Period (FY) |
2003 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 塩類集積土壌 / アルカリ土壌 / 修復 / 農業技術 / 塩生植物 / 耐塩性植物 / 砂漠化 / 土地荒廃 / 畜産 / 環境修復型農林業 / 飼料 / 反すう家畜 / 環境修復 / アグロレメディエーション |
Research Abstract |
平成15〜16年度 平成15年度から16年度にかけて塩性植物の種子を採取し、国内および中国内蒙古畜牧試験場において塩性植物の栽培試験を行い栽培条件に関するデータを収集した。塩生植物および高耐塩性植物の生育特性および飼料価値の評価についてはアッケシソウ(Salicornia herbacea)、シチメンソウ(Suaeda japonica)、Atriprex nimmularia、ツルナ(Tetragonia tetragonides)およびケナフ(Hybiscus cannabinus)について調べた。飼料成分についてはインビトロ消化試験の他、コーネルシステム(CNCPS)に従った化学成分および物理化学的特性(かさ密度,保水力,浸透圧,干渉能等)を測定した。塩生植物は一般的な粗飼料に比べて、灰分およびタンパク質A区分(NPN)含有率が高く、炭水化物含有率は全体に低い傾向にあることが明らかになった。また、塩生植物は粗飼料に比べてかさ密度が高いことが明らかとなった。一方、塩生植物の緩衝能(滴定酸度・滴定アルカリ度)は低いことが示された。タンパク質A区分(NPN)を多く含む塩生植物の反すう家畜の飼料としての利用法として、炭水化物A区分を多く含むビートバルプとのコンビネーションによるルーメン内混合菌の生育試験から、採食直後のルーメン内微生物の増殖による飼料消化率の向上を期待するような飼養法に用いることができる可能性が示された。また、中国塩類集積地域の修復に用いる塩生殖物については概ね調査が終了した。 平成17年度 平成17年度に計画していた塩害地域調査および試験的な生産システムの確立に関しては、吉林省大安市郊外において独自に行われている塩類集積土壌における土壌修復を目的とした農業生産システムについて現在データを集取中であり、飼料成分および土壌成分分析を行っている。一方、中国内蒙古自治区西部の塩害地域については、塩生植物および耐塩性植物の集取を中心とした調査と試験準備に止まり現地での試験的な生産システムの確立にまでは至らなかった。調査・準備対象地域としては、中国内蒙古自治区臨河市郊外の秋林地区の塩害土壌であり、選定した塩生植物および耐塩生植物の栽培試験と土壌分析を来年度以降行う予定である。
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Report
(3 results)
Research Products
(8 results)