Project/Area Number |
15658093
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Applied veterinary science
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Research Institution | University of Miyazaki |
Principal Investigator |
末吉 益雄 宮崎大学, 農学部, 助教授 (10305063)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
永友 寛司 宮崎大学, 農学部, 教授 (10041063)
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Project Period (FY) |
2003 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥3,700,000 (Direct Cost: ¥3,700,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2003: ¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
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Keywords | 病原性大腸菌 / 牛 / 豚 / 志賀毒素 / 志賀毒素産生性大腸菌 / 腸管毒血症性大腸菌 / 浮腫病 / 大腸菌性腸管毒血症 |
Research Abstract |
1997〜2003年の間に、九州の大型養豚場3戸において30〜75日齢の子豚が計約10,000頭死亡する事故があり、病性鑑定の結果、大腸菌性腸管毒血症と診断された。それらについては、「上村涼子、末吉益雄、田浦保穂、永友寛司、大腸菌性腸管毒血症による子豚の集団死亡事故の長期持続事例、日獣会誌、57:231-234(2004).」に詳細を報告した。 また、分離された菌株について抗菌薬の作用を検査した結果、アンピシリンおよびフォスフォマイシンのような細胞壁合成阻害作用のある抗菌薬では、菌体破壊に伴う培養上清中への志賀毒素遊離量の増加が認められ、腸管毒血症性大腸菌感染豚の症状を悪化させる危険性が示唆された。それらについては、「Uemura R., Sueyoshi M., Taura Y., and Nagatomo. Effect of antimicrobial agents on the production and release of shiga toxin by enterotoxaemia Escherichia coli isolates from pigs. J.Vet.Med.Sci, 66(8):899-903(2004).」に詳細を報告した。 当講座で分離された腸管毒血症性大腸菌について毒素産生量、血清型、薬剤感受性を検査した結果、農場単位で性状が異なり、農場の飼育環境と菌株の性状間に密接な関係が示唆された。 また、本年、大腸菌性腸管毒血症が発生した農場の耐過豚由来血清について、種々の抗原および手法で血清学的検査を実施した結果、腸管毒血症性大腸菌に対する特異抗体検出はできなかった。さらに、抗原あるいは手法について検討する必要性がある。
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Report
(2 results)
Research Products
(6 results)