Project/Area Number |
15659002
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Chemical pharmacy
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
富岡 清 京都大学, 薬学研究科, 教授 (50114575)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
飯田 彰 京都大学, 薬学研究科, 助教授 (40202816)
山田 健一 京都大学, 薬学研究科, 助手 (00335184)
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Project Period (FY) |
2003 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
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Keywords | ラジカル / 直接的ラジカル発生 / ジメチル亜鉛 / エーテル / イミン / 1.4-付加 / 不斉付加 / 官能基選択性 / トリエチルホウ素 / 位置選択 / アルカン |
Research Abstract |
当研究室ではこれまでにジメチル亜鉛と酸素をラジカル開始剤とする、エーテルα位水素引き抜きによる直接的新規エーテルラジカル発生法を見出している。発生したエーテルラジカルはイミンと反応し高収率で付加体を与える。本研究は我々の見いだしたエーテルラジカルの直接的発生法を機軸とする反応を開発するとともに、新たな反応設計の基盤となる活性種の化学的性質に関する新知見を得ることを目的とする。本年度は以下に示す成果を上げた。 1)ジメチル亜鉛を開始剤とするヨウ化アルキルからの一級アルキルラジカルの発生とイミンに対する付加反応を検討した。その結果、三フッ化ホウ素エチルエーテル錯体と触媒量の二価銅トリフラート存在下反応が劇的に加速することを見出し、一級アルキル付加体を高収率で得ることに成功した。本手法は二級アルキルラジカルの発生および付加反応にも適用可能である。 2)ジメチル亜鉛を開始剤とするα,β-不飽和カルボニル化合物に対するエーテル類の付加反応を検討した。α,β-不飽和N-トシルイミンをTHFおよびジメチル亜鉛の溶液に六時間かけてゆっくり滴下するとTHFの1,4-付加体が高収率で得られた。また、三フッ化ホウ素エチルエーテル錯体存在下、アルキリデンマロネートに対する付加体が高収率で得られた。 3)ジメチル亜鉛を開始剤としてキラルN-スルフィニルイミンに対する一炭素、二炭素単位エーテルの付加反応を検討した。その結果3:2〜9:1の立体選択性、および良好な収率で付加体を得ることに成功した。
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Report
(2 results)
Research Products
(14 results)