Project/Area Number |
15659091
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Experimental pathology
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
澤 洋文 北海道大学, 大学院・医学研究科, 助教授 (30292006)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
本山 昇 国立長寿医療センター, 研究所・老年病研究部, 室長 (50277282)
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Project Period (FY) |
2003 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2003: ¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
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Keywords | Jc virus / ヌードマウス / siRNA / JC virus / 感染モデルマウス / 脳内接種 / 転写調節因子 |
Research Abstract |
進行性多巣性白質脳症(progressive multifocal leukoencephalopathy : PML)の原因ウイルスであるJC virus(JCV)の感染はその転写調節によって制御される事が予想される。しかしながらJCV感染は人以外の動物には起こらず、このことからPMLのモデル動物は現在存在していない。本研究では現在確実な治療法が確立されていないPMLに対する治療法の開発の礎として、JCV感染細胞脳内接種による感染マウスの作製およびJCVの転写調節因子を脳に発現するトランスジェニックマウスの作製を目的として、本研究を行なった。 その結果(1)JCV感染細胞をヌードマウスの脳内に接種し、JCV感染モデルマウスを作製することに成功した。さらにこのモデルマウスを用いて、in vitroで効果の有ったsiRNAをin vivoで用い、JCV感染細胞の増殖を抑制した。現在この結果をまとめて英文雑誌に投稿する予定である。(2)JCVの感染を制御する因子として、神経系細胞に特異的に発現する転写調節因子を単離する事を目的として、EMSAでJCV感染神経系細胞にのみ認められたbandをカラムを用いて抽出し、転写因子調節複合体の1因子としてCstFを単離した。しかしCstFは種々の細胞に発現を認めていたため、最終的にsubtracted cDNA libraryを用いたyeast two hybrid assayを行い、JCVの感染制御因子を単離することに成功した。現在その因子をoligodendrocyte特異的に発現させうるpromoter下流に発現させ得るベクターを構築し、トランスジェニックマウスに利用する事を計画している。
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Report
(2 results)
Research Products
(21 results)