血管新生を制御するマルチプレキシンコラーゲンを用いた肝癌の診断と治療
Project/Area Number |
15659170
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Gastroenterology
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
二宮 善文 岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (70126241)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
米澤 朋子 岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (30304299)
廣畑 聡 岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (90332791)
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Project Period (FY) |
2003 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Fiscal Year 2004: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2003: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
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Keywords | コラーゲン / モノクローン抗体 / 肝癌 |
Research Abstract |
血管新生を抑制するマルチプレキシンコラーゲンの性質を調べる意味で、以下の実験を行い、結果を得ることが出来た。マルチプレキシンコラーゲンの一つであるXVIII型コラーゲンは、そのカルボキシル末端の約250アミノ酸残基のNCドメインの中にはエンドスタチンとよばれ、腫瘍の周囲の血管新生を抑制することが1997年に初めて報告されてから、有望な抗がん作用を示す薬剤になりうる可能性を秘めていると思われて来た。しかしながら、いくつかの研究グループはその部分のペプチドに再現性を認めず、その作用機序を含め未解決の部分は多い。そこで、今回私どもは、XVIII型コラーゲンを多く産生する肝臓細胞株を探し出し、それをヌードマウスに打つことによって作られる腫瘍塊を作成した。そこで、XVIII型コラーゲンに特異的モノクローン抗体を担癌マウスに接種することにより、癌塊が増悪腫大するかどうかを観察することとした。その結果、この特異的モノクローン抗体はがん細胞をアポトーシスに導くことなく、肝癌の容積の増大を認めた。しかしながら、この特異抗体だけでは腫瘍細胞の増殖を促進することはなさそうであった。これらの結果は、エンドスタチンの抗腫瘍効果を支持する重要な所見であり、それだけでなく今回使用したものクローン抗体は、特異的にXVIII型コラーゲンに反応し、エンドスタチンの抗腫瘍効果を抑制することにまで至ったものであり、重要な知見であると思われる。
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Report
(2 results)
Research Products
(11 results)