Project/Area Number |
15659304
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Digestive surgery
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
溝井 賢幸 東北大学, 病院, 助手 (90271949)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐々木 巖 (佐々木 巌) 東北大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (60125557)
三浦 康 東北大学, 病院・助手 (40282074)
中塚 勝人 東北大学, 大学院・工学研究科, 教授 (60005345)
バラチャンドラン ジャヤデワン 東北大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (80261593)
渥美 崇 フェローテック, 磁性流体事業部, 研究員
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Project Period (FY) |
2003 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | 磁性流体 / 自殺遺伝子 / 温熱療法 / リンパ節転移 |
Research Abstract |
1.磁性流体のリンパ節への移行性の検討 酸化鉄粒子をマウスの盲腸漿膜下に投与し、所属リンパ節への移行性を検討した。通常の酸化鉄粒子より分散性を高めた磁性粒子として、10nmの酸化鉄粒子にクエン酸やカルボキシル基を付加した新たな磁性粒子を開発した。in vitroでの、この磁性粒子の分散性は、従来の磁性粒子単独に比べて良好であった。これらの磁性粒子を用いて、同様のin vivo実験を行ったところ、盲腸への投与後30分で摘出したリンパ節組織では、リンパ節周囲のリンパ管や、輸入リンパ管、辺縁洞に磁性粒子が観察された。これらのことより、磁性粒子の分散性を高めることで、リンパ管への移行性が良好になることが明らかとなった。 2.磁性流体を用いたリンパ節転移温熱療法のin vivo実験 ヌードマウスの盲腸漿膜下にヒト大腸癌細胞を移植し、移植後4週目に再開腹し、形成された盲腸腫瘍の周囲に磁性流体を注入した。正常の盲腸に比べ、腫瘍には磁性流体が入りにくく、またリンパ節への移行も正常組織に比べ不良で、磁性流体による温熱治療実験は困難であった。 3.温熱誘導自殺遺伝子発現ベクターの作製 hsp70遺伝子のプロモーター領域とcytosine deaminase (CD ;ヒト細胞に毒性がない5-FCを5-FUに変換する酵素)遺伝子を組み込んだアデノウイルスベクター作製を試みたが、十分な発現効率を持つベクターを作製できなかった。 4.以上より、現時点では、ある程度リンパ節へ移行性する磁性流体を作製することはできたが、磁性流体を利用したリンパ節転移の温熱治療を可能とするほど移行性の良い磁性流体が開発できず、今後の課題となった。
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