おとり遺伝子を用いた血管新生抑制による新規の癌遺伝子治療法の開発と応用
Project/Area Number |
15659450
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Pathobiological dentistry/Dental radiology
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
石橋 浩晃 九州大学, 大学院歯学研究院, 助手 (90254630)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中川 和憲 (中川 和紀) 九州大学, 大学院医学研究院, 講師 (50217668)
白砂 兼光 九州大学, 大学院歯学研究院, 教授 (30093420)
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Project Period (FY) |
2003 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
Fiscal Year 2005: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2004: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
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Keywords | 口腔癌 / 血管新生 / 遺伝子治療 / 悪性新生物 / 腫瘍血管新生 |
Research Abstract |
HVJ-リポソーム法を用いたおとり遺伝子導入による血管新生抑制効果の検討 培養口腔扁平上皮癌細胞にHVJ-リポソーム法を用いて,転写因子Sp1あるいはAP-1やHIF-1を標的としたおとり遺伝子を導入するために,培養温度や時間,ウイルス力価などの至適条件を検索し,複数の培養癌細胞にいずれも100%の遺伝子導入を可能とする導入条件を決定した. さらに,おとり遺伝子導入により複数の血管新生因子(VEGF, TGFβ1,Tissue factor, HGF)の産生をNorthen blotやRT-PCRにて解析し,それらを同時に抑制することが可能であることを解明し,血管新生抑制による新規の遺伝子治療法として応用できる事を明らかにした.また,本法を用いると基質破壊酵素(uPA)の産生も抑制することが可能で,その結果,腫瘍の血管新生のみならず癌細胞の浸潤も抑制できることを証明した.さらに,培養癌細胞の増殖活性や浸潤活性を抑制していることを確認し,本法が非常に有効な癌遺伝子治療となりうることを証明した.
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Report
(3 results)
Research Products
(7 results)