Project/Area Number |
15700043
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Computer system/Network
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
北神 正人 千葉大学, 工学部, 助教授 (20282832)
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Project Period (FY) |
2003 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 2004: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2003: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
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Keywords | 圧縮データの高信頼化 / ハフマン符号 / ブロックソート圧縮法 / バースト誤り位置指摘符号 / SEC-BlEL符号 / データ圧縮 / 双方向伸長 / Huffman符号 / Ziv-Lempel符号 / LZ77符号 / 不均一誤り保護(UEP) |
Research Abstract |
本年度は任意の位置から復号可能なデータ圧縮法の研究を発展させ、それらを利用した圧縮データの高信頼化手法について研究を行った。得られた成果は以下の通りである。 1.ハフマン符号における誤り回復法 前方と後方から復号可能な圧縮データをずらして重ね合わせることによって双方向復号可能とする手法を拡張して誤り回復を行う手法を開発した。情報源アルファベットに存在しない記号を加えてハフマン符号を構成し、双方向からの復号結果を比較することによって誤り位置を特定する。誤り位置が特定された後は誤り位置以前の前方からの復号結果および誤り位置以降の後方からの復号結果を組み合わせて正しい復号結果を得る。本手法は数%のデータ増加で想定長の2.5倍のバースト誤りが高確率で回復できることが計算機シミュレーションで確認された。 2.ブロックソート圧縮法に対する誤り回復法 近年の計算機の高速化に伴い、演算時間がかかるが圧縮効率の高いブロックソート圧縮法が注目されている。この圧縮法に対する誤り回復手法も開発した。ブロックソート圧縮法は3段階の変換を経て圧縮を行う。そのため、途中の段階で誤りを軽減しても次の段階で再び拡大してしまうという問題点がある。本手法では圧縮の各段階で誤り回復の手法を導入し前段階で含まれる誤りが次段階へ伝播しないように工夫した。 3.バースト誤り位置指摘符号の構成 圧縮データの誤り回復に利用可能な符号として、バースト誤りの概略位置を指摘する符号を開発した。本符号は既存のバースト誤り訂正符号の検査行列に特殊な行列を乗ずることにより得ている。バースト誤りの特殊形である1ビット誤りの生じる確率が高いことを考慮して、実用的機能の符号として1ビット誤り訂正機能を有するバースト誤り位置指摘符号(SEC-BlEL符号)を構成した。
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Report
(2 results)
Research Products
(7 results)