Budget Amount *help |
¥3,600,000 (Direct Cost: ¥3,600,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2003: ¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
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Research Abstract |
物品が複数のRFIDリーダに逐次,または同時に反応するような状況を想定し,システム全体としてのRFIDの信頼性を確保する技術を開発した.RFIDは無線通信に基づくため,電波の干渉によってリーダがRFIDの認識に失敗したり,利用者がRFIDを故意に認識させないというように,通信の品質や認識の信頼性を保つことが難しいことが多々ある.このことはシステムの信頼性に直結するため,重要な課題である.このような問題に対して,単純にリーダにおける認識の確実性を上げることを考えるのではなく,リーダの性能は変わらなくてもシステム全体で何らかの工夫をすることで,システムの信頼性を向上させるという考え方が必要である.たとえば,コンテナ内の物品の個数を記述することで,コンテナ内の物品が認識に失敗した場合にはそのことを検知できるし,商品陳列棚からレジを通りスーパーの出口を通るという物品のフローを記述し各地点にリーダを設置することで,レジでの一括清算にもれた商品を検知できる.この仕組みにより,RFIDの信頼性を確保しやすいような物品のフローの設計の方法が実験とシミュレーションから明らかとなった.
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