Project/Area Number |
15700212
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
情報図書館学・人文社会情報学
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Research Institution | Wakayama University |
Principal Investigator |
村川 猛彦 (田中 猛彦) 和歌山大学, システム工学部, 講師 (90304154)
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Project Period (FY) |
2003 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2004: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2003: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | 人文データベース / 系図 / SVG / 外字 / 人間関係 / XML / データベース / 中世 / ウェブアプリケーション |
Research Abstract |
有償無償問わずSVG表示ソフトウェアの多くは,漢字や各種記号の表示に適切に対処していない.そこで,字形(グリフ)情報をSVGファイルに埋め込むような系図表示システムの開発に取り組んだ. SVG向けのグリフの抽出には,フリーのソフトウェアであるGhostscriptを利用した.Ghostscriptに対して,文字表示を含むEPSファイルからEPSファイルへの出力を指示すると,アウトライン化が行われ,出力ファイルにはその文字のグリフ情報が含まれる.この情報を,SVGの構文に合うよう変換する.EPSとSVGの図形描画の構文には共通点が多く,機械的に変換できる.これらの特徴を活用して,任意の文字に対してSVGで利用可能なグリフ情報を生成するプログラムを作成するとともに,前年度作成したシステムに組み込んで,全てのグリフ情報をSVGファイルに埋め込むような変換プログラムを構成した. さらに,「glyph要素のunicode属性の値は1文字に限定されず,1文字以上の任意文字列を指定できる」というSVGの仕様を活用して,土偏のみで旁のない字などの外字を試作した.一つのSVGファイルに,グリフ定義部と文字表示部を別々に記述することで,グリフ情報をSVGファイルに埋め込んでも,系図画面(SVG表示ソフトウェア)上の文字列をコピー・ペーストして他のアプリケーション(論文執筆用のテキストエディタなど)に取り込むことができ,よりユーザフレンドリーに系図を利用できるようになった. 本システムの実用性を検証するため,清和源氏の系図など数十名程度からなる系図のSVG画像を作成し,一覧性や操作性を確認した.
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)