運動と認知を結ぶネットワークにおける解剖機能的領域間連関の研究
Project/Area Number |
15700257
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Neuroscience in general
|
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
花川 隆 京都大学, 医学研究科, 助手 (30359830)
|
Project Period (FY) |
2003 – 2004
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
|
Budget Amount *help |
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2004: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2003: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,600,000)
|
Keywords | 磁気共鳴機能画像 / 脳領域間連関 / 運動認知 / 運動制御 / 体性感覚知覚 / 運動野 / イメージ / 標準化 / 認知 |
Research Abstract |
平成16年度以前に行った、各種感覚刺激をトリガーとして行う運動想像課題及び単純運動課題を用いた機能的磁気共鳴画像実験の結果を専門誌に報告した。左右の手指を用いた運動実行・想像課題を6名の被験者で行い、運動想像課題における運動実行器の左右の差が脳活動にいかに反映されるかを検討し、北米神経科学会にて報告した。現時点では、運動想像課題における運動器の左右差は主に前部頭頂葉、特に一次体性感覚野の一部に反映されるという結果が得られている。さらに多数例の被験者において、一般的にこの所見が通用するかどうか検討中である。現在この機能的磁気共鳴画像実験の結果に基づき、脳領域間の機能的連関を計算中である。また同じ被験者群から得られた12軸の拡散テンソル画像に基づき、解剖学的結合を反映すると考えられるfiber trackingを行い、機能的連関の結果と比較している。ただし、残念ながら現在の6〜12方向程度の拡散テンソル像では、皮質間の結合については十分な結果が得られていないため、さらに40方向以上の多軸拡散テンソルMRIの開発を行っている。今後もこのテーマについて、電気生理学的手法を組み合わせ、継続して研究を行っていく予定である。
|
Report
(2 results)
Research Products
(14 results)