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虚弱高齢者の身体機能維持のための運動プログラムの開発

Research Project

Project/Area Number 15700440
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Applied health science
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

池添 冬芽  京都大学, 医学部, 助手 (10263146)

Project Period (FY) 2003 – 2004
Project Status Completed (Fiscal Year 2004)
Budget Amount *help
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 2004: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Keywords高齢者 / 体力 / 運動プログラム / 身体機能 / 日常生活自立
Research Abstract

高齢者の身体機能の維持改善をはかることは高齢者自身が健やかな長寿を享受するために必要な条件である。本研究では虚弱高齢者の身体機能を維持するために至適な運動プログラムの開発を目的とし、平成15年度は虚弱高齢者の下肢筋力やバランスなどの体力因子と日常生活自立度との関連性について分析し、高齢者の生活自立に必要な体力レベルの指標作成にあたった。本年度はこの指標に基づき虚弱高齢者の機能に応じた低負荷かつ簡便な運動プログラムを作成、1年間の運動プログラムを実施し、高齢者の身体機能に及ぼす効果について検証した。
対象は養護老人ホームに入所している高齢女性28名であった。運動トレーニングは週4回以上、1年間実施した。運動の内容は座位での膝伸展や立位での股屈曲・股外転、足底屈等、下肢の筋機能向上を目的としたものとした。運動強度は主観的運動強度スケールでややきつい程度とし、対象者の機能に応じて足部に重錘バンドを負荷して実施した。身体機能評価として、膝伸展筋力、握力、バランステスト(Functional reach)を測定し、訓練前後におけるトレーニング群・コントロール群の身体機能を比較した。その結果、膝伸展筋力はトレーニング群では訓練終了後に有意な増加が認められたが、コントロール群では1年間で有意差は認められなかった。Functional reachはトレーニング群において1年間で変化はみられなかったのに対して、コントロール群では有意な減少が認められた。握力はトレーニング群では終了後に増加傾向を示したが、コントロール群では有意差はみられなかった。
本トレーニングプログラムは虚弱高齢者に対しても安全であり、かつ低負荷刺激であっても筋力やバランスといった身体機能の維持改善に有効であることが証明された。虚弱高齢者がこのような簡便な運動プログラムを日々継続することは、介護予防対策として有用であると思われる。

Report

(2 results)
  • 2004 Annual Research Report
  • 2003 Annual Research Report

URL: 

Published: 2003-04-01   Modified: 2016-04-21  

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