転換期における男性ホワイトカラーとジェンダーに関する実証的研究
Project/Area Number |
15710190
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Gender
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
金野 美奈子 神戸大学, 国際文化学部, 助教授 (20346232)
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Project Period (FY) |
2003 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
Fiscal Year 2005: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2003: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
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Keywords | ジェンダー / 男性 / ホワイトカラー / 男性学 / ワーク-ライフ・バランス |
Research Abstract |
本年度は、パイロットインタビューを踏まえて構成された仮説を検証するためのインタビューを行った。その結果、本研究が取り組む3つの課題(1.異なった立揚の男性ホワイトカラーにとってジェンダーがもつ意味の解明、3.男性ホワイトカラーにとってのさまざまなジェンダーの意味と職場のあり方、近年の変化状況との関係の解明、2.男性ホワイトカラーとジェンダーに関わる従来の固定的な見解の再考)に対して、大きく以下の示唆が得られた。男性ホワイトカラーのジェンダー状祝に関して、(1)年齢・雇用形態・職務という当初予想した要因とともに重要な要因として配偶者の職種がある。その影響は、とりわけ若年層の場合に大きい。(2)現代男性のジェンダー状況は多様であり、それは中高年層にもかなりの程度あてはまる。(3)職場・家族にかかわる様々な要因と関わるジェンダー状況の変化が中高年層にもあてはまることは、ジェンダーの固定性よりも可塑性を示唆する。さらに、パイロットインタビューの中で、これまで従来のジェンダー関係に「既得権」をもつと位置付けられることの多かった男性たちが、伝統的なジェンダー関係を自ら変容させる役割を職場内外で果たしていることが示唆されており、この点についてもインタビューによって一定程度の確認を行った。ただし、以上の知見が、ホワイトカラー男性をとりまく近年のさまざまな状況の変化とどのように関わっているのかは、さらに詳細な調査に値するものと思われる。
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Report
(3 results)
Research Products
(3 results)