文芸/歴史研究の中間的領域「史伝」研究-「少年史伝叢書」を中心に-
Project/Area Number |
15720040
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Japanese literature
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Research Institution | Kokushikan University |
Principal Investigator |
目野 由希 国士館大学, 文学部, 専任講師 (20338289)
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Project Period (FY) |
2003 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2005: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2004: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2003: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
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Keywords | 史伝 / 少年 / 伝記叢書 / 児童 / 児童文学 / 叢書 / 伝記 / ジャンル構成 / ジャンル生成 / 少年文学 |
Research Abstract |
研究の第一の目的であった大同館書店「少年史伝叢書」(国光社版は刊行されていなかった)の目録は、2005年度までに『国文学論集』(国士舘大学文学部文学科日本文学専攻紀要)への掲載を介し、内容紹介を含むものが紹介できた。若干、入手・閲覧ができなかった資料もあったが、今回の調査で、ほとんどの点数とその性格が公開された。今年は最終年のため、目野は2006年3月刊行の『国文学論集』に、資料紹介「大同館版「少年史伝叢書」の調査(3)」と、本叢書における例外的文献についての考察論文「「少年史伝叢書」の叢書構成について(2)-児童に読ませない少年読物-」の、二本を乗せることとなった。 第二の目的として、類似する少年向け伝記叢書の刊行状況調査があったが、こちらは資料収集の段階に留まった。とはいえ、2006年4月15日の日本比較文学会4月例会(於清泉女子大学)で発表予定の「東京、ブエノスアイレス、ニューデリー-藤村の旅」は、この資料収集成果を踏まえたものである。今後、こうした戦中から昭和期の類似する叢書研究を、さらに進展させる所存である。最終年にあたる今年度の公的な成果発表としては、2005年の6月11日に、日本児童文学学会6月例会(於日本フラワーデザイン専門学校)の席上で、「「『少年史伝叢書』の生成について」の口頭発表を行ったことが挙げられる。学会参加者は少数だったが、ほぼフロア全員からの質疑応答があり、有意義な発表であった。ここで指摘された参考文献などを補足し、今後改めて、より大きな形で3年間の調査をまとめていきたい。
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Report
(3 results)
Research Products
(5 results)