漢語研究資科としての明治前期語い集型往来の資料的性格の分析と語い索引の作成
Project/Area Number |
15720108
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Japanese linguistics
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Research Institution | The National Institute for Japanese Language |
Principal Investigator |
小椋 秀樹 独立行政法人国立国語研究所, 研究開発部門, 研究員 (00321547)
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Project Period (FY) |
2003 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 2004: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 明治前期語い集型往来 / 漢語 / 資料性 |
Research Abstract |
本年度行った研究は,以下のとおりである。 (1)明治前期語い集型往来の資料的性格の分析 平成15年度に実施した明治前期語い集型往来の書誌調査及び各資料に収録された漢語の調査(漢籍の出出典の有無,日本の文献での用例の有無等)を基に,資料的性格の分析を行った。 この分析に当たっては,以下のような視点を用いた。 ○どういう漢語を採録しているのか(漢籍に出典がある漢語か・日本で明治期以前に用例がある漢語か・幕末明治期の新漢語かなど)ということを押さえた上で,各往来物に採録されている漢語を対照することで往来物の資料的性格について見通しを付ける。 (2)語い(漢語)の索引の作成。 本研究計画で調査・収集した往来物の中から,重要と思われる資料を4点選び,その収録語い(漢語)の索引を作成した。 資料の選定に当たっては,上記(1)の分析結果を踏まえることはもちろんであるが,(1)ルビが多くの語に付されていて,読みの確定などに役立つ資料か。(2)その往来物を調査することで,これまで指摘されていた初出例を更にさかのぼらせることができる資料かといったことも目安とした。 索引作成の対象とした資料は,次の4点である。 『文明新消息往来』(明治7) 『童蒙必読維新漢語往来』(明治7) 『維新御布告往来』(明治9) 『新撰日用開化消息往来』(明治11) なお,上記のほか,平成15年度に作成した調査文献目録のデータを整備するために,国立国会図書館等で追加の書誌調査を行った。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)