技術的プロテクションに関する法的規整と知的財産法制の変容
Project/Area Number |
15730059
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
New fields of law
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
蘆立 順美 東北大, 法・政研, 助教授 (60282092)
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Project Period (FY) |
2003 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
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Keywords | 技術的保護 / 著作権法 / 複製 |
Research Abstract |
技術的プロテクションの発達が知的財産法制度に与える影響を検討するため、今年度は主に著作権法および不正競争防止法の領域を素材として研究を行った。著作権法は著作物の一定の利用行為に禁止権を設定しているが、インターネット等の普及により、多くの者が簡単に複製行為や送信行為を行い得るようになったため、実効的な保護を図る必要性が指摘されている。この際に、技術的プロテクションの活用が注目される。 まず、技術的プロテクションに対する法的支援の根拠として著作物の利用行為の変化があげられているが、この根拠の正当性と妥当範囲を明らかにするため、インターネットが発達する以前に、新たな技術に対していかなる法的な対応がとられてきたのか、それらとインターネットの出現とは質的にいかなる差異を生じさせるのかについての調査を進めた。データベースを素材として、イギリスにおける著作権法による保護から新規立法による保護への移行の経緯と.その内容について分析したものの部を「法学」において公表した。 なお、(財)デジタルコンテンツ協会における研究委員会に出席する機会を得、現在の情報利用技術、情報保護技術、利用追跡技術等の状況、その活用の可能性についての知識を得ることができた。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)