Project/Area Number |
15730344
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Experimental psychology
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Research Institution | The Institute of Physical and Chemical Research |
Principal Investigator |
和田 由美子 独立行政法人理化学研究所, マウス変異開発研究チーム, 研究員 (70302362)
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Project Period (FY) |
2003 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2004: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2003: ¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
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Keywords | 情動 / マウス / 近交系 / テストバッテリー / 系統比較 / スクリーニング / 行動 |
Research Abstract |
マウスにおいて情動の総合評価が容易に行なえるような情動評価システムの確立を目的として、3系統の近交系マウスに6つの情動関連テストを実施した。実験に用いたマウス系統はC57BL/6J(以下B6),DBA/2J(以下D2),C3H/HeJ(以下C3R)、情動関連テストとして用いたのは、音刺激に対する驚愕反応強度の測定、明暗往来テスト、オープンフィールドテスト、自発活動の測定、新奇物体探索テスト、恐怖条件付けの6課題であった。テストを実施した結果、DBA/2Jではテスト週齢の6週齢においてすでに難聴の傾向が見られたので、驚愕反応強度の測定はその後解析から除外した。また、恐怖条件づけテストでは画像解析により無動反応を測定したが、毛色の差異により無動計測の感度が異なり、系統比較が困難なため、その後の解析から除外した。解析の結果、各テストにおいて顕著な系統差が検出された。明暗往来テストでは明箱滞在率がC3H>B6>D2であり,オープンフィールドの活動性はB6>D2>C3H、自発活動性はB6>D2=C3H、新奇物体に対する探索はC3H=D2>B6であった。これら4課題の測度を用いて因子分析を行なったところ、以下の3つの因子が抽出された。因子1は、新奇物体探索時間・探索頻度と正の相関、自発活動量と負の相関があり、因子2はオープンフィールド活動量、新奇物体探索頻度との関連が高かった。因子3は明暗往来テストの明箱滞在率のみと関連していた。この因子分析結果をもとに、自発活動量と明暗往来テストの測定値を両端、新奇物体探索テストとオープンフィールドテストの測定値を中央に配置する形のプロファイルシートを作製した。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)