無限次元超リー代数の表現論およびその応用に関する研究
Project/Area Number |
15740007
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Algebra
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Research Institution | University of Fukui |
Principal Investigator |
古閑 義之 福井大学, 工学部, 助教授 (20338429)
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Project Period (FY) |
2003 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2005: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2004: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
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Keywords | 超リー代数 / 普遍中心拡大 / 特異ベクトル / ヴァーマ加群 / フォック加群 / 中心拡大 / 無限次元超リー代数 |
Research Abstract |
本研究は、整数で次数づけられる無限次元超リー代数、特にN=1ヴィラソロ超代数やアフィン超リー代数の表現や構造、及びその超対称共形場の理論等への応用を主たる研究課題とする。本年度は、具体的には以下の研究を行った。 1)神戸大学理学部の庵原氏との共同研究により、超リー代数のフェイギン・アルキポフ・ゾルゲル双対性を与える関手の構成した。更に、この双対性の具体的記述に必要となる臨界コサイクルを(N=1ヴィラソロ超代数を含む)物理的コンフォーマル超代数の場合に決定した。(結果はMath.Scand.誌に掲載予定) 2)神戸大学理学部の庵原氏との共同研究により、ツイスト型のループ超代数の普遍中心拡大の決定に必要となる第2コホモロジーの計算を、昨年度までの共同研究で得られていた公式(今年度Math.Nach.誌に掲載)を用いて行った。なお、この計算結果によりアフィン超リー代数の具体的な実現が得られる。第2コホモロジーの計算は、有限次元単純超リー代数の各自己同型に対して必要であるが、現時点では一部の自己同型の場合の計算が完了していない。その部分は、来年度の共同研究に引き継ぐ予定である。 3)福井大学工学部の大学院生の笹島氏との共同研究により、特殊線形超リー代数のヴァーマ加群の特異ベクトルの超リー代数の要素の複素数べきを用いた公式を与え、更にその特異ベクトルのヴァーマ加群の基底を用いる表示を行った。
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Report
(3 results)
Research Products
(8 results)