極端紫外から遠紫外領域の分光撮像観測を可能にする光学系技術の習得
Project/Area Number |
15740300
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Space and upper atmospheric physics
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Research Institution | Japan Aerospace Exploration Agency |
Principal Investigator |
吉川 一朗 独立行政法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究本部・宇宙プラズマ研究系, 助手 (10311169)
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Project Period (FY) |
2003 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥3,700,000 (Direct Cost: ¥3,700,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2003: ¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
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Keywords | EUV / 極端紫外光 / 分光 / 惑星大気光 / 光電物質 / CsI / KBr / CsTe |
Research Abstract |
極端紫外から紫外線の光の検出効率を増加させる目的で、広く利用されている光電物質について調査をした。CsIとKBrについては、両者ともおおよそ2〜3倍の量子効率の増加が見られたが、KBrに関しては大気中で劣化が大きいことを確認した。これは、99.99%の窒素中に保管しても劣化が見られたことから、KBrの保管は10**-4Pa以下の真空中に限られると結論する。 また、広範囲の紫外光領域で使用されているCsTeについて、極端紫外領域での効率を測定することを試みた。まず、Teを加熱し蒸気にした後、マイクロチャンネルプレートに蒸着した。そのあと、マイクロチャンネルプレートを真空チェンバーに設置し、Csを抵抗加熱蒸着した。この方法で製造した試験品の量子効率を測定した。その結果、極端紫外領域でも高い効率を有することを確認できたが、CsTe自身がマイクロチャンネルプレートの抵抗値を著しく低下させることがわかった。最悪の場合、これが検出器の熱暴走を引き起こし、検出器を劣化させることが分かった。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)