自己組織化膜法を利用した高配向導電性高分子の電解合成
Project/Area Number |
15750156
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Functional materials/Devices
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
PATIL Rahul 広島大学, 大学院・工学研究科, 助手 (20346521)
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Project Period (FY) |
2003 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥3,600,000 (Direct Cost: ¥3,600,000)
Fiscal Year 2004: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2003: ¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
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Keywords | poly(N-methylaniline) / 導電性ポリマー / ミクロスフェア / モルフォロジー / 移動度 / Poly(N-methylaniline) / 自己組織化膜 / マイクロ球 / 形状 |
Research Abstract |
本研究結果より、表面を自己組織化膜で修飾しないで良質のpoly(N-methylaniline)膜が得られることがわかった。得られた膜は本テーマに関連して、独特の球状のモルフォロジー(ミクロスフィア)である。ミクロスフィアはドラッグデリバリーシステムやカプセル化、医療用画像等の応用に利用できる。そこで、ミクロスフィアの形成に関して詳細な研究を行った。 ミクロスフィアは化学重合法と電解重合法によって得られた。電解重合によるミクロスフィアの形成は、電極、ドーパントアニオンおよび置換基の性質や、ドーパントアニオン濃度のような幾つかの条件に依存した。一方、電位の掃引速度、モノマー濃度および重合時間によってミクロスフェアのサイズを制御することが可能であった。ミクロスフェアの形成はオリゴマーカップル重合によって説明できた。また、化学重合によって多量のミクロスフェアを得ることができた。アジピン酸のような有機酸を使用すると、過塩素酸のような無機酸を使用した場合よりも良質のミクロスフェアを作製できた。この手法では、ミセルの生成がミクロスフェアの形成に重要な役割を果たしていることがわかった。 さらに本テーマに関連して、電解重合で得られた置換ポリアニリンの移動度に間する研究を行った。この結果については既に二つの国際雑誌に掲載されている。さらにもう一報の論文を投稿中である。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)