Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2005: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2004: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
|
Research Abstract |
本研究の目的は,車輪-レール式車両の速度向上の観点から,特に曲線部での超過遠心力による固有の動揺現象を解析し,動力学的な見地から速度向上に有効な車両にリンク機構を用いた制御機構を提案し,その効果を理論と実験により明らかにすることである. (1)超過遠心力および軌道外乱に対して,提案する最適配置の制御付きリンク傾斜機構による傾斜サスペンション機構の有効性を,理論及び室内模擬実験装置により明らかにする.加えて,実験モデルと実車モデルとの解釈を明確化する. (2)マルチボディ・ダイナミクス解析により,脱輪・脱線の目安となる内外輪の荷重バランス(輪重変動)を考慮したリンク機構を用いた運用面を考慮した傾斜制御目標を明らかにする. 平成17年度は下記の通り研究実施をした。 (1)機構解析シミュレーションによる,実規模車体傾斜車両運動シミュレーションの解析・評価を行い,台車・輪軸の挙動を含めた解析が可能となった. (2)外乱(横力・軌道)に対する実規模動シミュレーションの解析により,制御性能の評価を行った. (3)姿勢制御と振動制御を両立した傾斜制御系設計手法を提案した. 以上により,運用面を考慮し,姿勢制御と振動制御を両立することで,乗り心地と安全性を同時実現する新しい傾斜制御目標の導出と理論体系化を実施することができた.
|