移動基地局の動的配置を用いた高信頼性マルチホップ無線ネットワークの研究
Project/Area Number |
15760258
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Communication/Network engineering
|
Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
中野 敬介 新潟大学, 自然科学系, 助教授 (80269547)
|
Project Period (FY) |
2003 – 2005
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
|
Budget Amount *help |
¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,600,000)
Fiscal Year 2005: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2004: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
|
Keywords | マルチホップ無線ネットワーク / アドホックネットワーク / 移動基地局 / 中継局 / 端末の移動 / 連結度 / 移動通信 / 信頼性 |
Research Abstract |
高信頼性マルチホップ無線ネットワークを実現するための移動基地局の動的配置に関して,平成17年度は以下の研究を行った. 1.昨年度から継続してマルチホップ無線ネットワークの信頼性を高めるような移動基地局(中継局)の配置を考え,昨年度開発した手法をもとにして,より最適な配置手法の検討を行った.移動基地局を設置するための候補点がランダムに与えられた場合に,その候補点数を大きくすることにより端末間の連結度を高めることができることを明らかにした.また,2点間のリンクの存在が距離だけでなく,距離と確率に依存する場合における移動基地局配置手法の評価を行った.障害物が存在する場合における移動基地局配置手法の評価を行った. 2.端末の分布に偏りがある場合に,その偏りに適応して移動基地局配置を行うための方法を示した.この手法を用いることで,端末が密集する場所が時間変化する場合に,その時間変化に適応して移動基地局配置を変更することができることを示した.開発した手法をシミュレータにより評価し,その結果,端末分布の変化に対応して連結度を適応的に高めることができることを明らかにした。 3.基地局が存在するマルチホップ無線ネットワークにおいて,高い連結度と高い通信品質を同時に維持するための基地局配置問題を定式化し,その解法を提案し有効性を示した.基地局が存在するアドホックネットワークにおいて,端末の分布に偏りがある場合における通信トラヒック特性に関する考察を行い,その理論解析手法を示した. 4.研究成果のまとめを行った.
|
Report
(3 results)
Research Products
(13 results)