カオス発生回路の設計方法の開発とその応用に関する研究
Project/Area Number |
15760284
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Communication/Network engineering
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Research Institution | Shikoku University |
Principal Investigator |
細川 康輝 四国大学, 経営情報学部, 講師 (20341266)
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Project Period (FY) |
2003 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
Fiscal Year 2005: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2004: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
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Keywords | カオス回路 / 非線形 / 同期現象 / 結合系 / 電気回路 / 集積回路 / リングオシレータ / 遍歴現象 |
Research Abstract |
カオス発生回路の2つの節点の一方を結合した非対称な完全結合系における同期割合のパラメータ誤差の影響について調査をおこなった。パラメータ誤差を大きくした場合に、同期割合が増加するという一般的に考えられることとは逆の現象、すなわち、系全体のパラメータ誤差は増大しているにもかかわらず、同期割合が増加するという現象が得られることを前年までに明らかにしていた。しかし、現象を観測しただけであり、この現象がどのようなものか全く分かっていなかったため、平成17年度の主な研究課題となった。まず、結合数を増加した場合について調査を行い、同様の現象を確認することができた。このため、この系については、特異な現象ではないといえる。次に、この現象について異なる非対称完全結合系の場合、同様の現象が観測できるかの調査をおこなった。すなわち、この現象がカオス結合系全般に起りうる現象か否かに着目し調査を行った。2つの系について調査しており、1つは、2つの節点で結合した系の一方をvan der Pol発信器に置きかえた系について調査した。この系では、同様の現象を確認できたものの、van der Pol発信器は同期、非同期をランダムに繰り返すわけではなく、パラメータ誤差の増加に伴い、位相差が広がるのみである。このため、大きな位相差を作り出すためにはパラメータの誤差は誤差というには大きすぎる値となり、システム全体のパラメータ自体が大きく変わったため見られる現象という可能性があることが分かった。元となった系については、複数のパラメータでかつ、大きな値の変化で無い場合でも観測できた現象であるため、その可能性は低いと考えている。2つ目の系として、同じカオス回路、同じ節点による結合系で、非対称性を2種類のパラメータを用いることで実現した系を考えている。この系については調査中であるが、平成18年度の発表予定である。
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Report
(3 results)
Research Products
(19 results)