高性能杭を用いた地盤-基礎-構造物系における耐震性能の分配に関する研究
Project/Area Number |
15760349
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Structural engineering/Earthquake engineering/Maintenance management engineering
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
小野 祐輔 京都大学, 工学研究科, 助手 (00346082)
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Project Period (FY) |
2003 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2005: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2004: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2003: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 有限要素法 / 高性能杭 / 動的相互作用 / 杭基礎 / 耐震性能 / 地盤と構造物の動的相互作用 / 地震入力エネルギー |
Research Abstract |
本研究では,杭中にジョイントを挿入することで変形性能を向上させた基礎を高性能基礎杭と呼ぶ.本研究では,この高性能基礎杭を持つ構造系を対象として,有限要素法による解析プログラム開発と,そのプログラム群を用いて高性能基礎杭を持つ構造物の地震時挙動の特性の解明を行った. 1.有限要素法による解析プログラムの開発 本研究では,H16年度までに既存の2次元および3次元有限要素法解析プログラム7S-II,7S-IIIをベースとして,杭中にジョイントを有する基礎杭の解析を行うための解析プログラムを開発した.H17年度ではこれに加えて,地盤の構成則に塑性ポテンシャルの概念を導入したプログラムの開発を行った. 2.高性能基礎杭を持つ構造物の地震時挙動の解明 本研究で開発した解析プログラムを用いて,杭中にジョイントを有する高性能基礎杭を持つ構造物の地震時挙動について検討した.その結果,構造物直下にジョイントを挿入することで構造物に入力されるエネルギーが低減し応答も抑制される.特に構造物の固有周期が周辺地盤よりも長いケースにおいてその影響が顕著であることが分かった.
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Report
(3 results)
Research Products
(7 results)