情報通信利用を考慮したアクセシビリティと個人の活動スケジューリングに関する研究
Project/Area Number |
15760390
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
交通工学・国土計画
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
大森 宣暁 東京大学, 大学院・工学系研究科, 講師 (80323442)
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Project Period (FY) |
2003 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | 情報通信 / アクセシビリティ / 活動スケジュール / 交通行動分析 / 活動スケジューリング |
Research Abstract |
本研究の目的は、交通が活動の派生需要であることを強調するアクティビティアプローチの視点から、時空間制約下での交通行動分析の枠組みの中で、(1)情報通信利用により実行可能な活動について、移動中の活動にも着目して体系的に整理し、(2)詳細な個人の生活行動・情報通信利用ダイアリー調査および活動スケジューリング実験を実施し、(3)個人の活動スケジュール制約と都市空間データから情報利用による活動を含めたアクセシビリティ指標を定量化し、(4)時空間に着目した分析により、アクセシビリティと活動スケジューリングの意思決定との関係を明らかにすることである。本年度は、昨年度の検討結果に基づき、(1)携帯電話が待ち合わせ行動に与える影響の分析とモデリング、(2)情報通信利用を含めた鉄道通勤中の活動の観測・アンケート調査と分析、(3)若者カップルのコミュニケーション行動に関するダイアリー調査およびインタビュー調査を行った。(1)では、一連の待ち合わせ行動において携帯電話が様々な目的で利用されていること、携帯電話による遅れ連絡の有無により待ち時間中の活動内容に違いが見られること、遅れ連絡による待ち時間の増加が待ち時間中の周辺店舗利用の有無に影響を与えることを明らかにした。(2)では、鉄道乗車モード別に情報通信利用実態が異なること、活動の選択肢を増加させる移動環境に応じた活動需要の違いとその支払い意思額および個人属性による差異を明らかにした。(3)では、対面ミーティングと通信との代替・補完関係と活動スケジュールの時空間制約に着目してコミュニケーション行動を理解するための基礎的な分析を行った。
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Report
(2 results)
Research Products
(8 results)