3方向外力を受ける圧着接合されたプレストレストコンクリート骨組接合部のせん断性状
Project/Area Number |
15760429
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Building structures/materials
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Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
岸田 慎司 東京都立大学, 工学研究科, 助手 (10322348)
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Project Period (FY) |
2003 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥3,700,000 (Direct Cost: ¥3,700,000)
Fiscal Year 2004: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2003: ¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
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Keywords | 柱梁接合部 / PCaPC圧着 / プレストレスト・コンクリート / 接合部入力せん断力 / 接合部せん断破壊 / せん断機構 / 付着 |
Research Abstract |
PCaPC造の柱梁接合部に関する研究はいくらか行われてきたが接合部せん断破壊型の研究はほとんど行われておらず,特に立体架構の2方向加力実験は皆無である. 本実験は試験体形状を変数とした接合部破壊型スラブなしPCaPC造立体柱梁接合部試験体に水平2方向交番載荷実験を行い,接合部せん断破壊型立体架構の接合部せん断耐力,および接合部のせん断強度の2軸相関について検討することを主目的とする.さらにそれぞれに付随した平面試験体についても実験を行い,立体試験体の実験結果と比較した. (1)立体架構と平面架構を比較した場合,層せん断力で両方向に直交梁が付いた場合25%,片側に直交梁が付いた場合に13%の耐力上昇が見られた.直交梁が片側に付く立体十字型試験体の接合部最大せん断力は平面十字型試験体と比較して,十字型方向載荷時には30%,十字型およびト型方向の2方向に同時載荷したときのせん断力は13%,それぞれ増大した. (2)立体架構における二軸せん断力下の層せん断力は矩形相関曲線の外側に位置した.すなわち各構面の応力に対して各々個別に設計することで,任意方向のせん断力に対して接合部の設計が出来ることを確認した. (3)グラウト材のないアンボンド試験体を含むPCaPC圧着接合の試験体を接合部せん断破壊させた.その結果RC柱梁接合部のせん断強度評価式に適合することが確認できた.
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Report
(2 results)
Research Products
(8 results)