生細胞観察に基づいた哺乳動物オートファジーの膜動態の解析
Project/Area Number |
15770133
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Cell biology
|
Research Institution | Tokyo Metropolitan Organization for Medical Research (2004) Okazaki National Research Institutes (2003) |
Principal Investigator |
水島 昇 財団法人東京都医学研究機構, 東京都臨床医学総合研究所, 副参事研究員 (10353434)
|
Project Period (FY) |
2003 – 2004
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
|
Budget Amount *help |
¥3,600,000 (Direct Cost: ¥3,600,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2003: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
|
Keywords | オートファジー / Atg / オートファゴソーム / マウス / 脂肪滴 / 新生児 / Atgホモログ / PI3キナーゼ |
Research Abstract |
1.哺乳類Atgホモログの単離と解析 これまでオートファゴソーム膜に局在することを見いだしていたLC3(酵母Atg8ホモログ)の相同分子GATE-16とGABARAPについてその局在を検討したところ、いずれもがLC3同様にオートファゴソーム膜に局在することを見いだした。これらはC末端のホスファチジルエタノールアミン修飾に依存していることも見いだした。 また新規の哺乳類Atgホモログとして単離した、ヒトAtg18ホモログについて解析を進めたところ、Atg18-3はオートファジー隔離膜に結合すること、Atg18-4はヒトAtg2と結合することを見いだした。さらにAtg2は脂肪滴に局在するという非常にユニークなパターンを示すことを見いだした。この脂肪滴への局在にはC末端側の150アミノ酸が重要であることを示した。今後Atg2とAtg18ホモログを中心として初期オートファゴソーム形成に焦点をあてて解析を進める。 2.マウス個体内でのオートファジーの可視化 GFP-LC3マウスを用いた解析から、絶食時にオートファジーが誘導されることを見いだしている。次いで、胎生期から新生時期の解析を行ったところ、胎生期のオートファジーは非常に低いことが判明した。しかし、出生直後に全身の組織で非常に活発なオートファジーが誘導されることを確認した。これは自然分娩ではすでに出生時に、帝王切開でも1時間以内という素早い誘導で、生後3-6時間にはピークとなる。その後漸減し、出生翌日には非常に低いベースラインにもどる。特に盛んな臓器は、心、横隔膜、肺胞上皮、真皮であり、これはアダルトマウスの飢餓とはやや傾向が異なる。このことから、新生時期には非常にユニークな飢餓にさらされていることが推測された。
|
Report
(2 results)
Research Products
(12 results)
-
-
[Journal Article] Role of autophagy during the early neonatal starvation period2004
Author(s)
Kuma, A., Hatano, M., Matsui, M., Yamamoto, A., Nakaya, H., Yoshimori, T., Ohsumi, Y., Tokuhisa, T., Mizushima, N
-
Journal Title
Nature 432
Pages: 1032-1036
Related Report
-
[Journal Article] Alfy, a novel FYVE domain-containing protein associated with protein granules and autophagic membranes2004
Author(s)
Birkeland, H., Simonsen, A., Gillooly, D.J., Mizushima, N., Kuma, A., Yoshimori, T., Slagsvold, T., Brech, A., Stenmark, H
-
Journal Title
J Cell Sci. 117
Pages: 4239-4251
Related Report
-
-
-
-
-
-
[Publications] Qu X, Yu J, Bhagat G, Furuya N, Hibshoosh H, Troxel A, Rosen J, Eskelinen EL, Mizushima N, Ohsumi Y, Cattoretti G, Levine B: "Promotion of tumorigenesis by heterozygous disruption of the beclin 1 autophagy gene"Journal of Clinical Investigation. 112. 1809-1820 (2003)
-
-
-