Project/Area Number |
15780190
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Basic veterinary science/Basic zootechnical science
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Research Institution | Dokkyo Medical University |
Principal Investigator |
藤平 篤志 獨協医科大学, 医学部, 助手 (70307685)
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Project Period (FY) |
2003 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 2005: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2004: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2003: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | PACAP / 自発行動 / 線状体 / 青斑核 / ドパミン / ノルアドレナリン / Dopamine / DOPA / ラット / 系統差 / 大脳基底核 |
Research Abstract |
昨年度までの研究から、PACAPの側脳室投与は自発行動量を増大させること、また、その機序として、少なくとも一部には自発行動を調節する線状体のドパミンニューロン活性の上昇が関与していることが示唆された. 本年度は、PACAPの側脳室投与によって活性化される神経核を特定する目的で、PACAP(1nmol/10μl)を雄ラットの側脳室に投与し、2時間後にサンプリングした脳を用いて、c-fosの発現を免疫組織化学的に検討した。その結果、自発行動に関与すると考えられている神経核のうち、尾状核と側坐核ではc-fosの発現がPACAPを投与した後でも顕著に増加しなかったが、青斑核においてはPACAP投与群で明らかなc-fosの発現が認められた。青斑核はノルアドレナリンを神経伝達物質として自発行動に関わる神経核であり、PACAP投与による自発行動の亢進には線状体のドパミンニューロンに加えて、青斑核のノルアドレナリンも関与している可能性が示唆された。 また、浸透圧ポンプを用いたPACAPの慢性投与実験では、顕著なPACAPの効果を認めることは出来なかった。実験計画に加えた異味症に関する研究についてもPACAP投与による有意な効果は認められなかった。このことは免疫組織化学的な検討でも、PACAPの投与が嘔吐・悪心の中枢である最後野でc-fosの発現を誘導しないことを確認しており、形態学的にも一致した結果となった.
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Report
(3 results)
Research Products
(5 results)