樹状細胞におけるIL-6依存性MHCcllassII分子の発現制御
Project/Area Number |
15790209
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Experimental pathology
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Research Institution | The Institute of Physical and Chemical Research |
Principal Investigator |
北村 秀光 独立行政法人理化学研究所, サイトカイン制御研究グループ, 研究員 (40360531)
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Project Period (FY) |
2003 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | 樹状細胞 / MHCクラスII / 抗原提示細胞 / 自然免疫 / 獲得性免疫 / リソソーム / プロテアーゼ / カテプシン / IL-6 / gp130 / MHC class II / STAT3 |
Research Abstract |
抗原提示細胞内においてMHCクラスII分子の制御は、自然免疫のみならず獲得性免疫系の賦活化にとって重要である。本研究で、インターロイキン6(IL-6)とそのシグナル伝達による樹状細胞のMHCクラスII分子(MHCII)発現について検討した。C57BL/6マウス骨髄由来DC(BMDC)をIL-6で処理すると、DC中のMHCII α,β-dimerの総量が処理時間依存的に減少した。そこでIL-6のレセプターであるgp130分子内のチロシン残基をフェニールアラニンに置換した変異gp130を発現するBMDCを用いたところFxxQ BMDCでは、MHCIIの減少は見られず、F759 BMDCでは、より強く減少した。これらのことからIL-6によるMHCII α,β-dimer量の減少にはgp130を介するSTAT3の関与が強く示唆された。さらにこれらの原因因子を同定するために、MHCII分子のプロセッシングと深い関係があるリソソームプロテアーゼ、cathepsin(cat.)に着目した。F759 BMDCをIL-6で処理することでcat. B, Lの遺伝子レベルおよびcat. Lの蛋白レベルの増加を確認した。またin vitro系で酵素活性を測定したところ、cat. L, Sの活性が増加することを確認した。さらにcat.Sの遺伝子をレトロウイルス法により、BMDCに強制発現させたところ、細胞内MHCII分子の低下、LPS刺激による細胞表面でのMHCII発現増強を阻害した。以上の実験からIL-6がDCのプロテアーゼを賦活化する作用を持つこと、DC内のMHCII α,β-dimer量を減少させることが分かった。またDCをIL-6処理することでLPS刺激による細胞表面へのMHCIIの発現増強が阻害されることから、獲得性免疫系の賦活化に対してもIL-6は影響することが示唆された。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)