フラジリス菌における複合糖鎖分解遺伝子の病原性発現における役割
Project/Area Number |
15790223
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Bacteriology (including Mycology)
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
中山 治之 徳島大学, 大学院ヘルスバイオサイエンス研究部, 助手 (80294669)
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Project Period (FY) |
2003 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2005: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | Bacteroides fragilis / 複合糖鎖分解酵素 / シアロ複合糖鎖 / ノイラミニダーゼ / 糖利用 / 病原性 / Bacteroids fragilis / 膿瘍形成 / クラスター / 遺伝子破壊株 / knockdown mutant / 制限・修飾システム / メチル化 |
Research Abstract |
1.B.fragilis YCH46株におけるシアロ複合糖鎖利用に関与する遺伝子領域の解析 既に我々が同定した27-kbのシアロ複合糖鎖分解酵素遺伝子群(sguクラスター)の転写単位をRT-PCRによって解析したところ、sguクラスターを構成する13個の構造遺伝子(nanH3、nahA、estA、estS、bmnA、nahB、BF1735、nahC、BF1737、bgaA、BF1739、BF1740、bgaB)は少なくとも単一の転写単位として存在することが示唆された。 2.B.fragilis12菌株間におけるsguクラスター B.fragilis菌株間におけるsguクラスターの構造多様性をPCRを用いて検討したところ、試験した12株全ての菌株においてこの領域は保存されていた。このことから、このsguクラスターはB.fragilisの腸管内における糖利用能にとって重要な役割を担っていると考えられた。 3.sguクラスターの各構造遺伝子破壊株の作製 染色体上の標的遺伝子との相同組換えを介した遺伝子破壊株を作製するために構築した自殺ベクターpKK100(Bacteroides内でエリスロマイシン耐性、大腸菌内でテトラサイクリン耐性)に、sguクラスターの各構造遺伝子の一部を挿入した後、electroporation法によりB.fragilis YCH46株へ導入し、染色体上の標的遺伝子と相同組換えを起こさせ各構造遺伝子欠失破壊株を作製した。また、sguクラスター全てを欠失させた欠失破壊株も作製した。
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Report
(3 results)
Research Products
(11 results)