Project/Area Number |
15790242
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Virology
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Research Institution | Tokyo Medical University |
Principal Investigator |
五十嵐 美絵 東京医科大学, 医学部, 助手 (70297266)
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Project Period (FY) |
2003 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2004: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2003: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | EBウイルス |
Research Abstract |
B95-8 EBVによりimmortalizeされてから培養期間が長いLCLでは、カチオン試薬を用いてhERR1のアンチセンスオリゴを細胞に導入してもコントロールに比べやや増殖が劣る程度で効果が見られなかつた。よってDMSOを溶剤にしたhERR1およびアロマターゼのアンタゴニストもしくはアゴニスト試薬を培養液に加え、LCLおよびEBV感染初期B細胞に対する増殖効果・不死化効率を比較した。使用したのはhERR1のアンタゴニストであるDES(10μM)、またアゴニストであるDaidzein (10μM)そしてアロマターゼのアンタゴニストである434Methoxycoumarin(100nM)の3種であり、結果DESを加えたLCLは増殖が遅れるばかりでなく生存率も低く、Daidzeinを加えたものは増殖も生存率もコントロールに比べ上昇した。またMethoxycoumarinを加えたものは増殖が緩やかになったが生存率は良く、最終的には細胞数は増加した。同様の結果が末梢B細胞にアンタゴニストあるいはアゴニストを加えて2時間後にEBVを感染させて樹立した間もないLCLでも得られ、特にDaidzeinとMethoxycoumarinを加えた細胞はコントロールより大きい細胞塊を形成する傾向があった。よってhERR1もしくはアロマターゼがLCL樹立時に感染細胞の生存率に影響を与える可能性が考えられた。 hERR1と相互作用しないEBNA-LPを組み込んだ変異ウイルスの作成についてはloxP配列で挟んだ薬剤耐性遺伝子を変異LPに組み込む点でうまくいかず、他のアダプター使用を検討中である。
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