再生表皮ではNotchの活性が変化するため細胞は再増殖を開始する。
Project/Area Number |
15790565
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Dermatology
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
渡辺 洋 東北大学, 病院, 助手 (40359526)
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Project Period (FY) |
2003 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥3,600,000 (Direct Cost: ¥3,600,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2003: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,600,000)
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Keywords | 表皮細胞 / 創傷治癒 / Notch / 脱分化 |
Research Abstract |
皮膚に生じた疾患の治療に日々従事していて、皮膚潰瘍の治療に苦慮することが多い。そこで、私は創傷のよりよい治療法を開発するため創傷の治癒過程のなかでも表皮の性質の変化に着目して解析を行った。皮膚の創傷治癒の際、表皮細胞は脱分化して再増殖をスタートするが、この過程でNotch2の発現が変化することを私は見いだした。Notchは4種類の相同分子からなるファミリーを形成している。以前、同じ研究室の奥山が行った解析で、Notch1は未分化な表皮細胞の増殖を抑制して分化を促進することが明らかになっている。しかし、創傷部の表皮細胞ではNotch1ではなくNotch2の発現が変化することから、私はNotch2の作用をまずin vitroで解析を行った。その結果、培養表皮細胞においてNotchの発現量を変化させその働きを解析した結果、Notch2はNotch1といくつか相違はあるものの、表皮細胞の増殖を抑制して分化を誘導する作用を有することが分かった。この結果から、創傷治癒の際表皮細胞のNotch2の発現が変化することで、表皮細胞は性質が変化して脱分化して再増殖をスタートするのではないかと私は考えた。この考えの検証をはかるため、Notch2が過剰発現する遺伝子導入マウスを作成して生体レベルでこの可能性の検証をはかる必要があると考えている。そのため、マウス受精卵にベクターを導入し120匹以上のマウスをスクリーニングしたが、遺伝子が導入されたマウスは誕生しなかった。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)