Project/Area Number |
15790607
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Dermatology
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Research Institution | Kansai Medical University |
Principal Investigator |
水野 可魚 関西医科大学, 医学部, 助手 (90351543)
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Project Period (FY) |
2003 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | ランゲルハンス細胞 / オンドサイトーシス / 紫外線 / 接触過敏反応 / 免疫抑制 / 皮膚 / エンドサイトーシス |
Research Abstract |
1.紫外線照射がヒトランゲルハンス様細胞のmembrane rufflingに与える影響 ヒトランゲルハンス様細胞をTRITC標識のphalloidinで染色し、細胞骨格であるF-アクチンの構築によりmembrane rufflingを評価した。紫外線非照射群細胞では約90%の細胞でmembrane rufflingが観察されたのに対し、紫外線照射群では約50%の細胞にのみmembrane rufflingが観察され、紫外線照射によりヒトランゲルハンス様細胞のmembrane rufflingが抑制されることが証明された。membrane rufflingが抑制されることで、外来抗原物質の取り込み能が抑制され、このことが紫外線による免疫抑制に関与すると考えた。 2.紫外線照射がヒトランゲルハンス様細胞のレセプターに与える影響 抗原取り込みに関与しているFcγレセプターおよびマンノースレセプターを抗モノクローナル抗体を用いて染色し、紫外線照射により発現に変化が見られるかをフローサイトメトリーで検討した。紫外線非照射群細胞と比較して、紫外線照射群ではFcγレセプターの発現が有意に低下していた。紫外線によりFcγレセプター発現が低下することにより外来抗原物質の認識が抑制され、このことが紫外線による免疫抑制に関与すると考えた。なお、マンノースレセプターに関しては、紫外線非照射群、照射群細胞ともほとんど発現しておらず、両群での有意差も認められなかったため、今回、紫外線による影響は評価できなかった。
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