Project/Area Number |
15790626
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Psychiatric science
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
山内 健 徳島大学, 医学部・歯学部附属病院, 助手 (90325267)
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Project Period (FY) |
2003 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,600,000)
Fiscal Year 2004: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 2003: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
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Keywords | ホメオボックス遺伝子 / HOXB-8 / 強迫性障害 / 遺伝子多型 / grooming |
Research Abstract |
強迫性障害とホメオボックス(HOX)遺伝子との関連を調べるため、多型解析に着手した。強迫性障害の患者の血液から遺伝子を抽出し、モデル動物にて強迫性障害との関連が指摘されているHOXB-8の2つのExon1,2においてタンパク質翻訳部位を中心に新規多型がないかどうかSSCP (Single Strand Conformation Polymorphism)法を用い解析し、多型が予測されるものにおいてに対し、直接塩基決定法を行ったのちに制限酵素を用いたPCR-RFLP (polymerase chain reaction-restriction flagment length polymorphism)による解析を行う予定とした。SSCP法により患者および正常コントロールを計100サンプルほど行ったがExon1,2とも正常者との違いははっきりしなかったため、SSCP法は断念し,強迫性障害の患者群のサンプルを直接配列決定法を用い解析することにした。Exon2にはこれまで多型は報告されておらず、我々のサンプルでも多型は見つけられなかった。Exon1では1塩基多型(SNPs ; single nucleotide polymorphism)の存在が知られているが強迫性障害の患者群のサンプル36例のうち8症例で同部位にG→Aの、また24症例で5,非翻訳領域(untranslated region)におけるC→Tの多型が疑われる結果が得られた。そこで最終的な決定法としてPCR-RFLPをおこなったが、いずれの部位でも多型の存在は指摘できず、われわれの結果からは強迫性障害とHOXB-8との関連は指摘できなかった。
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