脳虚血におけるVEGF遺伝子発現のPETによる生体画像化の開発
Project/Area Number |
15790779
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Cerebral neurosurgery
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
大和田 敬 京都府立医科大学, 医学研究科, 助手 (80332948)
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Project Period (FY) |
2003 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2003: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | 脳虚血 / 血管新生 / VEGF / HGF / PEF / ポジトロン標識アンチセンス / in situ hybridization / PET / in vivo hybridization / Brigati標識プローブ |
Research Abstract |
脳虚血性疾患において血管新生因子のシグナル伝達は極めて重要であり,それらに関する分子レベルの画像化は脳梗塞の新しい治療法に結びつくものと考えられる.VEGF mRNAおよびHGF mRNAの発現を画像化するため,ポジトロン標識アンチセンスプローブの作成を行い,新たな生体画像化法の方法論の確立を目指した. 我々は前年度に11C-ethylketene法を用いてVEGF mRNAに対するアンチセンスオリゴヌクレオチドプローブを作成し,in situ hybridizationの結果から最適なVEGFmRNAおよびHGFmRNAに対するアンチセンスプローブのsequenceを選択した.本年度はこのプローブの親和性を調べるために,antisense-BioMagおよびsense-BioMagを用いてin vitro hybridizationの効率を比較した.その結果,sense-BioMag fractionの方に35%の親和性の増加を認めた.これによりポジトロン標識アンチセンスプローブでも塩基特異的結合が起こっていることが示された. 上述の方法で作成したアンチセンスプローブのsequenceにもとづき,VEGF mRNAおよびHGFmRNAに対するBrigati標識アンチセンスオリゴヌクレオチドプローブを用いて,モヤモヤ病の硬膜切片におけるVEGF mRNA発現を組織学的に検討した.モヤモヤ病患者の血行再建術時に切除した硬膜切片を標本としてin situ hybridizationを行った結果,VEGF mRNAおよびHGF mRNAともに陰性であった. 以上より,VEGFmRNA、HGFmRNAに対するポジトロン標識アンチセンスプローブのsequenceを決定し,合成法,及びそれを用いたPETでの非侵襲的画像化法の基礎的方法論を確立した.
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Report
(2 results)
Research Products
(7 results)