軟骨肉腫に対する自殺遺伝子を用いた遺伝子治療の研究
Project/Area Number |
15790789
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Orthopaedic surgery
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Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
瀬戸 正史 三重大, 医学部, 助手 (10324518)
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Project Period (FY) |
2003 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2004: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2003: ¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
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Keywords | Gene therapy / Chondrosarcoma / Tumors / bystander effect |
Research Abstract |
軟骨肉瞳の培養細胞株あるHCS-TGにたいして、ヘルペスのチミジンキナーゼ遺伝子(HSV-tk)を挿入したレトロウイルスベクターを用いて遺伝子導入した。それらの細胞を用いて以下の検討を行った。3次元培養はCellmatrix Type 1-Aを用いたコラーゲン・ゲル包埋培養法を用いて培養を行った。1.抗ウイルス薬であるガンシクロビール(GCV)を各濃度で作用させその殺細胞効果をMTT溶液を加えcell countを行い検討した。2.コントロールとしてβガラクトシダーゼ遺伝子(lacZ)を導入した軟骨肉腫細胞を用意した。その発現を見るために、X-gal染色を行った。それらを用いてbystander effectの検討を行った。HSV-tk遺伝子、lacZ遺伝子の導入された軟骨肉腫を1:0,5:1,2:1,1:1,1:2,1:5,1:10の割合でコラーゲン・ゲル包埋培養法を用いて共培養し10日間GCVを投与した。全細胞数に対しての致死割合を用いてその効果を判定した。3.サイトカインの影響をみるために、IGF 10ng/mlの存在下でbystander effectの検討を行った。GCVの濃度が1μMで97%の殺細胞効果が認められ、10μMでは99%の殺細胞効果が認められた。bystander effectの検討では、1:5までの割合ではその80%以上の細胞に細胞死が認められた。3.2次元、3次元の培養でも85%以上の効率で細胞死が認められた。また、TNFを用いた実験において、オクタノールを用いたところ、gap jurctionはブロックされるも、約50%の割合で、bystander effectを認められた。
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)