Budget Amount *help |
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 2004: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Research Abstract |
脊柱靭帯骨化の発生機序にBMPの細胞内シグナル伝達抑制分子であるSmad6が関与しているかどうかを調べるため,頚椎症性脊髄症(cervical spondylotic myelopathy,以下CSM)患者と頚椎後縦靭帯骨化症(cervical ossification of the posterior longitudinal ligament,以下OPLL)患者の手術時に採取した黄色靭帯細胞を培養し,BMPを添加後AGPC法にてTotal RNAを抽出し,逆転写酵素,ランダムプライマーを用いてcDNAを合成し,リアルモニタリングPCRシステムを用いてSmad6のmRNAを半定量化し,BMPに対する反応性の違いを検討する予定であった.しかし頚椎黄色靭帯細胞培養法が確立できず,CSM患者とOPLL患者の黄色靭帯組織から直接抽出したTotal RNAからSmad6の発現を数例で確認しただけであり,CSM群とOPLL群の比較検討やBMPに対する反応性の違いの検討までは進められなかった.今後は頚椎黄色靭帯細胞培養法を確立し,BMPに対するSmad6の反応性の違いをCSM群とOPLL群間で比較検討してきたいと考えている.
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