Budget Amount *help |
¥3,600,000 (Direct Cost: ¥3,600,000)
Fiscal Year 2004: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2003: ¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
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Research Abstract |
原発性骨・軟部腫瘍および転移性腫瘍における血管内皮増殖因子Vascular Endothelial Growth Factor(VEGF)とそのisoformsの発現についてRT-PCR法を用いてその発現を見た。VEGF isoformsの発現においてVEGF121、VEGF121+165、VEGF121+165+189をそれぞれVEGF type1、2、3とした。良性骨腫瘍が5種16検体、原発性悪性骨腫瘍が3種9検体、転移性骨腫瘍が3種3検体、良性軟部腫瘍が7種24検体、悪性軟部肉腫は11種36検体(うち肺転移6検体)、異種(マウス)移植検体は悪性骨腫瘍で1種1検体、悪性軟部肉腫で7種17検体を用いた。各々のVEGFのおよびそのisoformsの発現は良性骨腫瘍で12.5%(2/16)、VEGF type1-0%,type2-50%(1/2),type3-50%(1/2)、原発性悪性骨腫瘍で55.5%(5/9)、type1-20%(1/5),2-60%(3/5),3-20%(1/5)、転移性骨腫瘍で66.6%(2/3)、type1-0%,2-50%(1/2),3-50%(1/2)、良性軟部腫瘍で25%(6/24)、type1-50%(3/6),2-33.3%(2/6),3-16.6%(1/6)、悪性軟部肉腫で63.8%(23/36)うち肺転移は83.3%(5/6)、type1-17.3%(4/23),2-69.5%(16/23),3-13%(3/23)、移植検体は悪性骨腫瘍で0%(0/1)、悪性軟部肉腫で100%、type1-5%(1/17),2-76.4%(13/17),3-17.6%(3/17)であった。良・悪性を比較すると発現率は明らかに悪性で高く、とくに肺転移例、移植検体では83.3%、100%と高率であった。Isoformの発現様式は骨肉腫同様type2が高かった。
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