Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 2004: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Research Abstract |
平成15年度には検討を進め以下の結果を得た. 1.本研究遂行のための説明同意文書の作成と施設倫理委員会の承認の取得. 本研究は提供された血液よりDNAを抽出し,エストロゲン受容体アルファ遺伝子多型,およびベータ遺伝子におけるdinucleotide (cytosine-adenine ; CA) repeat数を検討するものであるので,本研究施行に先立ち,前立腺肥大症および前立腺癌患者より血液を提供してもらうための説明文書,および承諾書を作成し,本研究の施行について山形大学医学部倫理委員会の承認を受けた. 2.前立腺肥大症および前立腺癌患者の経直腸超音波検査の施行および病理組織学的検討による診断の確定. 高前立腺特異抗原血症を示す,前立腺肥大症および前立腺癌患者に対し,麻酔下に経直腸超音波検査を施行し,画像的に前立腺肥大症の有無を判定した.また,経直腸超音波ガイド下多数カ所前立腺針生検を行い,この検体についての病理組織学的検討により,前立腺肥大症であるか前立腺癌であるかの判定を行った. 3.前立腺肥大症,前立腺癌患者および健常人からの採血,DNAの抽出. 上記承諾書の取得後,前立腺肥大症,前立腺癌患者,また,比較対照として必要な健常人(ボランティアでこの中には女性を含む)より採血を行い,DNAを抽出し,アガロースゲル電気泳動により断片化されていないDNAが得られていることを確認した.今後,このDNAを用いて他の研究者による研修組織で研究を継続する予定である.
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