Project/Area Number |
15790847
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Urology
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
岡本 直彦 東大, 医学部附属病院, 助手 (40345195)
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Project Period (FY) |
2003 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2004: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | クエン酸トランスポーター |
Research Abstract |
実施した研究内容 雄ラットを対象に1日〜2週間塩化アンモニウム水を負荷することで慢性アシドーシスモデルを作製し、コントロール群とともに尿中クエン酸排泄量を測定した。また両群の腎皮質からTRIZOLを用いRNAを抽出し、Northern Hybridization法によって腎尿細管細胞におけるクエン酸トランスポーターrNaDC-1,rNaDC-3のmRNAの発現を比較・解析した。これまでの研究から、慢性アシドーシスではrNaDC-1 mRNAの発現が増加し尿中クエン酸排泄量は低下することがわかっているが、この実験からはrNaDC-3のmRNAの発現は増加しないことが判明した。またこれらクエン酸トランスポーターのmRNA発現増加の有無がトランスポーターの蛋白の腎での発現とパラレルであるかどうかを解析するために新たにrNaDC-3抗体を作成してSDS-PAGE法および、Western Hybridization法によりトランスポーター蛋白質発現量を解析中である。またこれらの抗体を用い、両群の腎皮質組織標本でimmunohistochemistryによりトランスポーター蛋白質の発現量と組織局在を解析中である。 またラットの急性アシドーシスモデルでもrNaDC-1のmRNAおよび蛋白質の発現が増加することがこれまでの研究で判明しているが、これを作製しrNaDC-3に対し同様にmRNAの発現量解析、蛋白質の定量・組織局在の解析を行っている。 今後の予定 これらの結果が出たところで学会発表する予定である。
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