Project/Area Number |
15790925
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Otorhinolaryngology
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
堤 剛 東京医科歯科大学, 医学部附属病院, 講師 (90302851)
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Project Period (FY) |
2003 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 視運動刺激 / 神経積分器 / 脳内モデル / cross coupling / 重力加速度認知 / 赤外線ビデオ眼振計 / 前庭動眼反射 / 急速眼球運動 / 姿勢制御 / 重力 / 前庭機能 / 重心 / 体性感覚刺激 / 脳内座標 |
Research Abstract |
本年度はまず、上下方向の視運動刺激を負荷した際の重心の動揺を検討した。その結果、特に注視点をおいて背景視野で視運動刺激負荷を与えた際に、上向き視運動刺激では後方、下向き視運動刺激では前方への重心動揺が記録される傾向にあった。これは、上向き刺激が体幹の前方への傾斜、下向き刺激が後方への傾斜と認識され、それに対する代償運動としての重心動揺が記録されるためと考えられた。 次に、右上・右下方向や左上・左下方向への視運動刺激を負荷し、その際に頭部を傾斜させて視運動刺激が視野を真横に流れるように固定させた。これによって、視運動刺激は頭部に対して水平方向で、かつ上下方向の成分を脳内モデル上に与えることができると考えた。この条件下で前後方向の重心動揺が上下の視運動刺激負荷時と同様に得られるとすれば、これは神経積分器におけるcross couplingと同様の現象とも解釈可能であり、cross coupling現象に対する脳内モデルの関与を示唆するものと考えた。しかし、実際の対角線方向の視運動刺激下では重心動揺の前後方向成分にはばらつきが大きく、今回の実験系においてはcross coupling類似の現象は観察されなかった。
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Report
(3 results)
Research Products
(3 results)