角膜実質細胞の活性化に関する生体共焦点顕微鏡的検討
Project/Area Number |
15790994
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Ophthalmology
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
森重 直行 山口大, 医学部附属病院, 助手 (40346565)
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Project Period (FY) |
2003 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2004: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2003: ¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
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Keywords | 角膜 / 創傷治癒 / 生体共焦点顕微鏡 / 実質細胞 |
Research Abstract |
家兎における角膜実質細胞の活性化を,生体共焦点顕微鏡および組織学的に検討した。家兎に組織侵襲モデルとして角膜上皮欠損を作成後,経時的に角膜実質細胞の形態学的変化を観察した。非侵襲時に見られる卵円形の均一無構造を呈する角膜実質細胞は,上皮欠損作成直後には角膜実質浅層において星状に形態を変化させ,その輝度が著明に上昇した。その形態学的変化は処置後3時間まで明瞭に観察できたが,それ以降は組織浮腫が増加し生体共焦点顕微鏡では描出困難であった。角膜実質浅層の浮腫による組織輝度の著明な上昇は上皮欠損消失まで継続した。上皮欠損が消失した直後には角膜実質浅層には角膜実質細胞は明瞭に観察されず,線状の高輝度構造物が多数見られた。この線状高輝度構造物は上皮欠損作成後4週間後の時点でも観察された。同様の処置を行った家兎角膜を組織学的に観察すると,生体共焦点顕微鏡で星状構造物が観察された角膜実質浅層領域では,非侵襲時に観察される紡錘状の角膜実質細胞は観察されず,円形の角膜実質細胞が観察された。円形の角膜実質細胞の密度は経時的に減少していき,上皮欠損消失後も上皮欠損が存在した部分には角膜実質細胞の存在しない無細胞領域が観察された。処置後観察された角膜実質の無細胞領域には徐々に角膜実質細胞が移動し,処置後2週間の時点で無細胞領域は完全に消失した。 本研究により,角膜上皮に対する外科的侵襲が,それに隣接する角膜実質細胞の形態学的変化を誘導し,角膜実質の構造変化さらに再構築という課程を生体共焦点顕微鏡で明らかにすることができた。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)