顎顔面先天異常の発症に関与する疾患感受性遺伝子を探る
Project/Area Number |
15791186
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Surgical dentistry
|
Research Institution | Meikai University |
Principal Investigator |
志田 裕子 明海大, 歯学部, 助手 (90343459)
|
Project Period (FY) |
2003 – 2005
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
|
Budget Amount *help |
¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,600,000)
Fiscal Year 2005: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2004: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
|
Keywords | 口唇口蓋裂 / 顎顔面先天異常 / 遺伝子 / 遺伝学 / HLA / 多型解析 |
Research Abstract |
TNFα遺伝子(TNFA)は、HLA classIII領域中に存在し、HLA-B遺伝子座から250kbセントロメア側に位置している。最近、TNFAのpromoter領域の、-1031、-863、-857に薪たな塩基多型が見つかり、それらの多型とTNFα産生量との関連が報告されている。HLA-DRB1とHLA-Bの問に位置する既知の遺伝子のなかで、TNFαがアポトーシス、抗アポトーシスの双方に関与すること、およびアリルが4つ存在し、マーカーとして用いることが可能であることから、感受性候補遺伝子として解析を行った。TNFA promoterに存在するSNPsの解析は、患者107名(L-CL/P 44名、R-CL/P 26名、B-CL/P 37名)に対して行った。TNFA promoterの-1031、-863、-857各部位におけるSNPsをそれぞれの組み合わせ(haplotype)として、PCR-PHFA (Preferential homoduplex formation assay)法を用いてタイピングを行った。結果各部位(-1032、-863、-857)毎に、それぞれCL/P全体、R-CL/P、L-CL/P、B-CL/Pについて、アリル頻度を対照群と比較した。しかし、有意な差は得られなかった。また、high producer (-1032C、-863A、-857T)のアリル陽性率についても解析を行ったが、有意な差は得られなかった。 HLA-DRB1^*1301、HLA-DRB1^*0802、および、先行研究で関連が示されたHLA-B^*1501、HLA-B^*5101以外の因子(TNFA自身)の関与の有無をみるため、HLA-DRB1^*301、HLA-DRB1^*0802、HLA-B^*1501、HLA-B^*5101それぞれの陽性者についてもTNFA多型との関連分析を行ったがこれについても有意な差は得られなかった。
|
Report
(2 results)
Research Products
(3 results)