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看護学生に対するコミュニケーション技術教育における面接プログラム学習法の開発

Research Project

Project/Area Number 15791267
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Fundamental nursing
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

久米 弥寿子  大阪大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (30273634)

Project Period (FY) 2003 – 2004
Project Status Completed (Fiscal Year 2004)
Budget Amount *help
¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2003: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Keywordsコミュニケーション技術 / 看護学生 / 面接プログラム学習法 / コミュニケーション行動 / 発話分析 / 行動観察 / モデルプログラム / 言語的・非言語的コミュニケーション
Research Abstract

本研究では、コミュニケーション技術教育における面接プログラム学習のモデルプログラムを構築し、効果的な面接学習プログラムを開発することを目的としている。今年度、新たに分析データを追加し、A看護系大学2年生のコミュニケーション技術の演習参加者169名に対して、事前に同意を得た139名を分析対象者としてコミュニケーション行動の出現傾向や面接の展開および技法の難易度の点から解析を行った。ロールプレイング1場面を1記録とし、計96記録について行動コーディングシステムを用い、コミュニケーション行動の出現頻度、持続時間を測定した。出現パターンは、各発話の単位時間における出現の有無(1-0サンプリング)の時系列データと隣接ペア構造によって捉えた。これらの状況分析の結果を基盤にして面接プログラム学習のモデルプログラム原案を作成した。
時系列での出現パターンでは、「挨拶」「焦点をあてる」「OQ」「CQ」などがロールプレイング前半で多く、中間では「いいかえ」「情報提供」、後半には「個人的支援」「協力関係」が出現しており、場面展開に対応した出現傾向が示唆された。後半では、発話継続に困って「沈黙」になり、「関係のない笑い」「視線をそらす」が出現していて、発話を持続していくことの困難さが示された。さまざまな言語的コミュニケーション行動の出現、セッション設定時間内の演技の継続困難さなどから、改めてプログラムの目標設定については、1)「基本的傾聴技法」から「積極技法」など、段階的にコミュニケーション技術の活用を行うことができる、2)集中してロールプレイングにおける役割演技を行うことができる、3)各役割の体験によって他者の心理面への理解を深めることができる、という3点に焦点をあてるものが有効と考えられる。出現パターンの分析から、場面展開に応じたコミュニケーション行動の出現傾向が示された。また、「支持的コメント」や「助言」など傾聴技法だけではないものも含まれていた。このことから、一つ一つの技法の基礎知識に加え、実際の活用法や一つの面接場面の展開として捉えられるような視聴覚教材が有効であると考える。また、学生の準備状態に合わせて「傾聴技法」と「積極技法」を組み合わせた実際の具体例を示すことも重要であると思われる。

Report

(2 results)
  • 2004 Annual Research Report
  • 2003 Annual Research Report
  • Research Products

    (3 results)

All 2005 Other

All Journal Article (1 results) Publications (2 results)

  • [Journal Article] ロールプレイング演習における看護学生の言語的・非言語的コミュニケーション行動の特徴に基づく演習プログラムの検討2005

    • Author(s)
      久米 弥寿子
    • Journal Title

      日本看護研究学会雑誌 28巻・1号

      Pages: 1-9

    • Related Report
      2004 Annual Research Report
  • [Publications] 久米弥寿子, 小笠原知枝, 高橋育代: "ロールプレイング演習における看護学生の発話時間・発話内容と学生の不安度"日本看護研究学会誌. 26巻・3号. 394 (2003)

    • Related Report
      2003 Annual Research Report
  • [Publications] 久米弥寿子: "ロールプレイング演習における看護学生の発話内容と発話構造の特徴"日本看護科学学会学術集会講演集. 130 (2003)

    • Related Report
      2003 Annual Research Report

URL: 

Published: 2003-04-01   Modified: 2016-04-21  

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