造血細胞移殖をうける成人患者・家族の継続的支援と看護ネットワークに関する研究
Project/Area Number |
15791328
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Clinical nursing
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Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
高橋 奈津子 東海大学, 健康科学部, 助手 (10328180)
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Project Period (FY) |
2003 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2005: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | 造血細胞移殖 / 継続的支援 / QOL / 情報 / 看護ネットワーク / 造血細胞移植 / 情報ニード / 造血細胞移植看護 |
Research Abstract |
本年度は、米国メイヨーメディカルセンターにて、造血細胞移植の現状を見学した。当センターでは、造血細胞移植に関する資格があり、日本の看護師とは業務範囲が大きく異なっていた。また移植当日のみの入院で、移植後、基本的には、約1ヶ月外来通院という状況であった。そのため患者・家族のセルフケアが重要であり、様々なパンフレット類が移植の前から渡されていた。またcancer education centerでは、多くのパンフレット、WEBなどの教材があり、専任のスタッフが情報、教育のサポートを行っていた。 日本の造血細胞移植患者・家族への情報サポートの現状を調査した。信頼性のあるホームページとして、骨髄移植財団、国立がんセンター、日本造血細胞移植学会などのものがあり、造血細胞移植の概要、合併症、ドナーへの情報、移植施設など多くの情報量があり、以前に比べ、情報が入手しやすい状況にはあるが、必ずしも患者・家族向けの情報でなく、看護師の立場で移植前〜移植後の患者・家族の日常生活をサポートする情報は国立がんセンターのみであった。 造血細胞移植患者の治療過程にある患者の情報ニードと情報探求行動-造血細胞移植前の調査の結果、情報ニードの内容として【移植による生命への影響】【移植による生活への影響】【移植の実際】があり、伝え方として、【専門的知識に基づいた私にとっての情報を伝えてくれる】【私に向き合ってくれる】【私の気持ちに寄り添い支えてくれる】とやはり一般的な情報のみでなく、私'に注目してほしいというニードがあることが伺えた。現在、移植後の情報ニード、探求行動を調査中であり、その結果を踏まえて看護師からの造血細胞移植に関する情報サポートの内容、あり方について検討していく。また造血細胞移植をうける患者・家族に関する困難と課題についてのアンケートを作成した。全国の移植認定施設30カ所に計300部配布予定である。
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Report
(3 results)
Research Products
(6 results)